訪問者の方々97年2月分 |
訪問者登録をして下さった方々です.有り難うございました.下のほうが古い書き込みです。
多忙のため下旬に書いて下さった方へのコメントが遅れ,しかも量が少なめになったことお詫びします。
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Shoko < katsura@imjp.co.ja >
はじめまして。
すっごく力の入ったサイトですねぇ。私も中国大好きです。
定番の三国志からですけど。(一押しは当然孔明様)
はまった末に、中国語を学びはじめ、短期留学までしてしまったという、熱くなりやすい人間です。
陳舜臣さんは小説よりも、「紙の道」とか、お茶の本(すみませんタイトル忘れました。朝日文庫です)とかの本のほうが好きだな。司馬先生がなくなったときには泣きましたが。
東洋文庫系の史料なんか読むの好きです。
ミーハーですから、知識は偏ってますが(笑)
マンガで、角川のAsukaコミックから、東山先生の本が楽しいです。
後、中島敦の「わが西遊記」。載ってなかった様な気がしますけど、これは本当にお勧めですっ。
これからも、ちょくちょく寄らせて頂きますので、よろしくお願いします!
いやあ,私も熱くなりやすい体質ですがそれで短期留学をなさる行動力は羨ましいです。また私もミーハーなので知識は偏りまくり!それが自慢です,えへん!(おいおい^^;)。もっともちょっと好みは違うようですね。どうも私は「史料」とかは現在苦手です。いつか楽しく読めるようになりたいですね!
いろいろ私の知らない情報,有り難うございます!漫画については最近,「いろいろ読んでみたいなあ」と思い始めたので嬉しいです。ちなみに今後も来て頂けるとのこと,大変嬉しいですが頁自体は(忙しくて!)更新が滞っていて,しばらくそれが続きそうで恐縮です(^^;;;)。気長に忘れないで頂けると嬉しいです。
Michael < michy-m@ga.toyo-eng.co.ja >
またおじゃまします。
どうやら「歴史を見るときに何に着眼するべきか。行動した一人一人の個人に対するべきか、あるいはその時代時代にどのような傾向があったのかを注目すべきなのか」について少し議論があったようですね。私も意見を申しましょう。
私見では、どちらの態度で対してもいいのではないかと思います。さらには両者を統合する観点があっていいのではないか、と思っているのですが。
中国史から離れてしまいますが、週刊ポストに「逆説の日本史」という井沢元彦氏の連載があります。その中で義経について井沢氏は「義経は戦術の天才で、この天才がいなかったら中世の日本は分裂国家になった可能性があることを指摘しています。私もそう思います。いかに頼朝を中心とした幕府が、関東武士の支持を受けていたとしても、当時の平氏はまだまだ瀬戸内海を背景に強力だったのです。だいたい坂東武士は海での戦いは知らなかった。その問題を義経という戦術の天才が解決してしまったのです。もし義経がいなかったら、平氏はあんなに簡単に滅びなかったという井沢氏の見解に私も同意します。いずれ滅んだにしても、かなり後だったのではないでしょうか。また平氏が滅亡してはじめて、軍事バランスが圧倒的に幕府側に寄り、このために奥州藤原氏が簡単に滅亡したのだと思います。
もしも、もしもですよ、義経がいなかったら日本は中世のイングランドとスコットランドのような関係にある複数の政権が分立する状況になったのではないでしょうか? 壇ノ浦の戦いは、中国史で言えば前秦が東晉に負けた「肥水の戦い(すいません、"さんずいに肥"が出ないんです)」にも比されるべき戦いであったと思います。スケールは小さいかもしれませんが。壇ノ浦では平氏が負けたので、たまたま日本は分裂しませんでした。一方"肥水"では攻めた前秦が負けて、統一はなりませんでした。
しかし、義経が存在した、ということとこの時代(中世)が分裂的な傾向を持っていたことが両立しないわけではないと思います。「統一」したはずの幕府だって、分裂的傾向の上に存在したのだと思います。関東御成敗式目は武士がおのおの自分の領地内で自治をすることを前提とした法律であると聞き及んでいます。イングランドも領主は領内の自治を守ったと聞き及んでいます。ただどちらも将軍あるいは国王にたいして忠誠を誓っていたわけです。
こういうことを考えることにより、歴史上の人物個人個人とその時代の傾向とを合わせて考えることができるのではないか? と私は考えています。
本屋に行くと、歴史上の人物に焦点を当てた本がたくさん出ていますね。これはもちろん、そういう本の方が売れるからだと思いますが、なぜ売れるのかといえば、制度史や時代の流れに焦点を当てた歴史書よりも読む人が多いからでしょう。なぜ歴史上の個人に注目する人が多いのか? 私見ですが(もちろん人物史が読んで楽しいエンターテインメントであることは認めますが)一般の人々には歴史(人物史)はその読み手が自分自身の行動の指針にしたい、あるいは自分自身の行動が「こういう人のようだったらいいな」というある種のあこがれ、自己投影を本の中だけにしろ実現させてくれるからだと思います。あくまで私見ですが(我ながら強調してますね ^^;)歴史に「哲学」を求めているのではないかと思います。でもそれも歴史に対する一つの態度ではないでしょうか?
もっとも私個人の関心は制度史にありますが。
宗教に自分の何かを見つけようとしている友人がいますが,その友人と話し合ったときに「自分は宗教に見つける気にはならない,でも歴史には結局そういうものを求めているのかもしれない。そういう点では『何に』求めるかの違いだけで『自分の哲学』を求める意味では同じなのかな」と感じた覚えがあります。うーん,面白いですね!
しもおか < u0612208@ipc.hiroshima-u.ac.ja >
最初に、いらぬ波紋を投げかけたことをお詫びしますです。パソコン音痴の私の、友人宅での暇つぶしにここまで反響があるとわ・・・正直驚いてます。
あれを書いた時点では「旅の恥は書き捨て」のつもりだったのですが・・・
元々の私は、中国物の歴史小説が好きで文学部に入ったのですが、他の方も書いておられるように、そこは完全に唯物史観の世界で、
正直、歴史学への興味は失いました。小説は好きですが。そんな訳で、あんな事を書いてしまったのでございますです。
悪意は大いにあり、大変申し訳ないと、今更ながら痛感しております。
さて、人物本位の見方について。そういう観点では、歴史学は確かにできないと思います。ただ、趣味として楽しむぶんにはまったく問題ないと考えます。
つまり、このページに唯物史観を持ち込むこと自体が意味が無いことである、と。思うに、現代の歴史小説と歴史学は反対の方向を向いているのではないでしょうか。
歴史小説の世界では人物を描くことが目的である訳だから、仕方ないのかもしれませんが。
唯物史観は正しい。まったく、「おっしゃるとおり」と言いたくなりますが、同時に、「そんなこと発表すんな」という感想を持っています。
確かに、その世界の中で歴史の流れに逆らわない方向に向っている者が勝った。でも、それでも勝った人々は、自分が歴史に沿っている、なんて確信しているはずはない。
ただ、がむしゃらに頑張ったのではないでしょうか。唯物史観はその「頑張り」を否定する考え方だと思うから、嫌いです。
歴史小説は、そういう唯物史観の影で否定された人々を肯定する場なのかもしれませんね。
長くなってすみません。謝りついでに、未熟者のくせに大言豪語してすみません。まだ学部生なので、本当の歴史の面白さがわかってないのかもしれませんが、
自分はとっととこの唯物史観の世界を脱け出したく思います。ちょっと卒業単位が厳しいけれど、頑張ってはやく「歴史が趣味」の人間になりたい。まるで高校生のようだ。
最後になりましたが、頑張ってください。卒業したら、また来ます。じゃ。
うーむ,でもしもおか様は唯物史観にすっかり嫌気がさしておられるんですねえ。私としてはそういう考え方も「すっきりと気持ちよく説明されて」それなりに楽しいのですけど。もちろん,しもおか様の「頑張りを否定する」というのも分かりますし,本当の気持ちとしては私もそちらが強いのでしょう。私としてはともかくもそういうの(歴史)を学べるところにいらっしゃるのが兎にも角にもちょっと羨ましかったりして(^^;)。是非是非またご記帳下さい!
大石隆夫 < toishi@jsn.justnet.or.ja >
貴ページの「中国史関係博物館」を見ながらふと気付いたんですが、藤井斉成会有鄰館
をご存知でしょうか。平安神宮のすぐそばにあります。(左京区岡崎円勝寺町44)
毎月第1・第3日曜開館、1・8月休館という泉屋博古館よりも極悪非道な博物館で
すが、これぞ中国史マニア必見の博物館です。なんせ宮崎大先生の「カンニングシャツ」
が陳列してある。修論打ち上げ記念にいかが?
大石隆夫 < toishi@jsn.justnet.or.ja >
修論はお済みですか?この間はもう提出なさったんだと思って色々くだらないこと
を書いてしまってすみません。そちらの方では2月半ば以降の提出だったんですね。
後から教えてくれた人がいてちょっと焦りました。ペコリm(_._)m
ところでとうとう本当にHPを作ってしまいました。でもまだまだ網上のゴミですね。
こちらとは比較になりません。今後努力いたします。
「人物中心史観」に関する話が出ているのでちょっとだけ僕の考えを言わせて下さい。
戦後の日本の歴史学は長いこと歴史を構造的に捉えようという史観を基礎にしてきました。
唯物史観的な考えを採るか採らないかに関わらず「歴史は特定の個人によって作られるわ
けではない」という立場の見方です。それで社会経済史的な研究ばかりが多くなってしま
いました。でも、この種の研究方法はよっぽど工夫しない限り一般の人には面白くないで
すよね。アングロサクソン系の国では一般に歴史学の地位が非常に高いですがその理由は
「そのとき、指導者はどう判断したか?」を明らかにするための学問だとみなされている
からです。高級版『プレジデント』ですね(^^)。だから、結局万人にわかりやすいかどう
かが歴史学の地位を決定すると思うんです。
何も日本がアメリカ・イギリスの研究態度をそのまま採用する必要はないと思います。
でも、これほど歴史好きな国民性があるのにその国の歴史学が自国民受けしないんじゃ
あ、ねえ。そんなわけで、私は今までちょっと放置されていた政治史をまたやってみよ
うと思っているのです。だからといって僕のやっているものが面白いという事にはなり
ませんよ(^^;;;;)何でも佐高信は司馬遼太郎の文学が「個人肥大史観だから」嫌いなん
だそうです。でも、政治史的に言えば「個人肥大史観」しかないんですよね。そんなに
「科学的歴史学」を盲信することはないと思います。
また余計なことをうだうだ書いちゃいましたね。いつもながら暴言はご寛恕下さい。
僕のホームページにも「伝言板もどき」があるので暇をみてお書き下さい。今後ともよ
ろしくお願いします。社会人になってもぜひ続けて下さいね。\(^-^)/
(追伸)前から書こうと思ってたんですが、野口悠紀雄の『超整理日誌』(ダイヤモ
ンド社)に風の谷のナウシカの評論が載っているの、ご存知でした?
えっ,全然くだらないことを書いて下さった記憶はありませんが....それはともかく3月の下旬になって修論の事後処理に追われている私です。修論を書いているときより忙しかったりして...何故?(^^;)。
えへへ,大石様の頁,早速見つけていたんですよ。大石様がこれをご記帳なさった時には既に私の頁からリンクしていました(相変わらず無断で申し訳ありません^^;)。これからの発展を是非とも期待しております。ちなみにインターネット上の情報にゴミというのはありません!(と思いたい^^;)
さて史観の話,非常に興味深く読ませていただきました。やっぱり日本の専門家が書かれる通史を読んで私が感じていることは一般的だったのですね。本当に面白いですねえ。そう,確かに政治史は人間しかないですものね,そうかあ,だから私は政治が好きなんですねえ,人間中心史観だから。有り難うございました!
ちなみに「超整理日誌」のナウシカは確か読んだことがあります。一時期は宮崎アニメについて書かれていることは血眼になって読んでいましたからね。うーん,でもあんまり覚えていない...本当に読んだのかしら(^^;)。
瀧っち < taki_1991@cap.bekkoame.or.ja >
下手したら一ヶ月以上ぶりですか(^_^;)?
どうもどうも、お久しぶりです。ちょいっとここ最近忙しかったんでインタネ関係からは遠ざかってたんですけど、ようやく落ち着いたっていうか冷静に戻ったので復活でやす(^_^;)
しっかし、一時期のインターネットブームも一段落したところで新規の中国史関係サイトも頭打ち気味な感じがしますわ(あいかわらず三国志ページは乱立気味っすけど(^_^;))。そういった中でやっぱし高崎さんとこのサイトは数少ない中国史全般を扱ったページっすからねぇ、やっぱいいっすよ。インターネットやりだして中国史ページ見つけようと思ったらまず間違いなく高崎さんとこにはアクセスする人が大多数を占めてると思うのよ。クオリティも高いし、正直なところいろいろな部分で「やられたぁっ!」ってのがあるですよ。私もそろそろ他の時代のこともやりだそうと思うんで、いろいろとお世話になるかも知れんです。よろしきゅぅ、てへぇ☆
あ、なんだか忙しそうですけど、ほんとに無理だけはしないでね(^_^;)。
えへへ,見てますよ,仕事で忙しそうなだけでなく別なことで楽しそうですね(^^).それはともかく,いやあまたまた誉めて頂いて嬉しいです.この御記帳を含めて,どんなに瀧様の応援に励まされたことか...基本的に自己満足で作っていて,それを公言していますが,やっぱりある程度は他人の評価も気になりますもんねえ.
てへぇ(^^(c)瀧様),上の「中国頁を見つけようと思ったら〜思うのよ」という御指摘はなかなか嬉しいところをついて頂いています.私の頁のように一応「総合っぽく」投票とかリンク集とか本紹介とかをやった頁ってあまり多くないですよね,確かに.これは残念な気もする一方で,寿命がちょっと延びている感じで嬉しいのですけど(^^).確かに『全体として』「ありゃあー,この頁は私の情報も丸ごと含んでいるやんけー,こりゃあ,見てる方が楽だし,もう作る必要ないわ,やられたね,うひひ」という感じの頁はないですね.『個別分野として』は瀧様の頁を含め,結構たくさんあるというか,出てきましたけどね.
もっとも私の気分としては,リンク集を増やして「えへ」としているだけで総合頁になった気がしているのかもしれません(^^).なにはともあれ,こんなド素人頁がWWW上の中国史に関して大きな顔をしていられるというのは実に不思議で,幸運な体験だったと思っています.そのうち,「来るぞ来るぞ〜,絶対ヘビーな人が来るぞー」とか思っているんですけれども.
三月は中国逃亡計画があり(おい^^;),四月は生活変化で忙しいと思われるので,私の頁を一気に上回る頁が登場するのにはチャンスかもしれません(^^).落ち着いたときにネットサーフィンしたら,「わっ,やっぱ来たやんかー」とかならないかと,ちょっとどきどき,ちょっとわくわくしています.
まっ,「総合頁」の看板を降ろすことになっても「中国史好き好き同盟」の一員としてお互いマイペースで中国史につき合っていきましょうね,瀧様!(^^)
へんなことばっかりのメールを瀧様に書いたりもしましたが(なるべく)見捨てないでおつき合い下さい.ではではー.
蘭陵王にとても興味があるのですが、資料がなかなか見つかりません。 もし見かけたら、是非教えてください。
蘭陵王...誰でしたっけ?ちょっと忙しくて概略さえ調べる間もありませんでした(^^;;;).もし私が調べられるくらいのメジャーな人物なら中国史関係人物投票頁に入れて下さればいつか中国史人物投票人物雑記に載せて置きますが...(^^;;;).
なおゆーと様の頁も拝見しました.思い入れたっぷりの頁で非常に共感を感じさせていただきました.もっとも私は日本史に関してはすっかりアレですが(^^).
Etsuko Shioda < etshioda@kt.rim.or.ja >
こんばんは。アメリカの友人(にわか中国通、中毒みたいに中国史の質問をしてきます)にいろいろと教えてあげようとしたのですが、高校卒業以来、中国史は頭から通過してしまいました。このページに刺激されてまた中国に興味を持とうと思います。では。
私も授業で習った歴史はほとんど頭に残っていません(^^;;;).ごめんなさい,英語苦手なのでShioda様の頁,全然読みませんでした(情けなー).でも英語関係のお仕事をなさっているので外国の方と話されるんですね,きっと.私は外国の頁にはほとんど目を向けないのですが,それでも英語圏にも中国史の頁があったりして,やはりそれなりにファンとか専門の方がいるんでしょうか.
「このページに..」のところは,こういう方を是非待っていましたといういうぐらい,ありがたーいお言葉です(;_;).何かしらの本をお読みになって下されば幸いです.
白木 忠夫 < t-shiro@alpha-net.or.ja >
お久しぶりです,白木です。ゲーム「百家争鳴」の続報です。 発売日は3月7日に決定したそうです。登場する武将は,デフォルトで500人。孫武,孔子,老子,戦国四君,蘇秦,張儀と多彩です。 加えて,除福なども登場するようで,結構楽しみになってきました。 登場人物が多いだけというゲームも中にはありますが,とりあえず買ってみたいと思います。 なお,価格は1万1800円だそうです。
またもや転載させて頂きます.もはや前の指摘で「どきどき」して買うことは決定していましたが,この度の情報で「わくわく」しています(^^).私の場合,人物が多いだけでも結構嬉しがる方です.そこで人物を知って,注目して,記憶に留めることが出来るかもしれないから(^^).
中国関係のゲームでここまで発売を期待するのは「天水ソフトウエア」のもの以来かも...(水滸伝は雑誌のレビューを見てちょっと...^^;;;,昨日発売日だったんだ!今日買おう!)
あっ,でも「孫子」の発売日は中国逃亡中かも(^^;;;).本当に有り難うございました!!
しもおか < u0612208@ipc.hiroshima-u.ac.ja >
小説関係にはだいぶ通じておられるようですが、中国史学の方であるようには見受けられませんでした。 歴史観が人物本位に偏っているように感じました。そうでない見方をしてみるのも面白いのでは ないかと思います。
はい,専門では全くありません.自己紹介(表)で書いているように中国史に関しては全くど素人でして,そういう点ではお恥ずかしい限りです.ええっと上のような書き方をなさるということは専門家の方なのでしょうか.
もしそうであれば御不満もごもっともだと思います(^^).本頁は「私的」に思い入れを持って「中国史」に関して「調査」する頁ですので,冷静な見方が出来ているとは我ながら考えにくい頁になっています.つまり中国史にあまり興味のない方,中国史でも一部しか興味の無い方に「中国史全体でもこんなに面白いんですよ!」と伝える頁作りをしたいと考えておりまして,専門家の方を満足させる頁は目指しておりません.専門の方からすれば誠に主観的で,偏っていて,へんな頁だと思いますが,素人頁ということで勘弁して下さい.もう少しはっきりとその趣旨を述べた方が良いかもしれませんね.
でも,なあるほど,人物本位に偏っているという御指摘,ひどく感服しました.考えてみれば私が中国史を読み続けてきたのも「自分にとって」魅力的な人物を探して,そしていろんな場面の人間の行動に興味を持って,読んできた気がします.ですから「人物本位」というのは「私の興味」をまさしく鋭く突いて頂いたものと言えるでしょう.
そういえばあまり多く読んでいないものの,中国史専門の方が書いた本などでは人物本位のことは多くありませんね.そういう本を読むと「そうなったのは社会の流れとして当然であって,その人物が出なくても同じ事になっていた,同じような役割を果たす人物が出ていた」ということを言っている気が確かにしますね.つまり「歴史が人を作るのか」のか「人が歴史を作るのか」の違いでしょうか.
私はどちらが正しいのかよく分かりません.もちろん,時代によっても場所によっても違うのかもしれません.そしてどちらの考え方も面白いとは思っています.
でも!!歴史を読むとき私は「私だったらどうするだろう?」「これは現在にも当てはまるのではないか,じゃあ私はどうする?」「この生き方は好きか嫌いか?」などを常に考えてしまうのですよね.もちろん,「どうしてこういう流れになったのか」ということを滔々と説明されて知るのもそれなりに楽しいですが,先ほどのようなことが頭にあると,どうしても人物の行動とか,考え方とかが気になってしまうのですよね.あまり「時代の流れ」としてとらえると「じゃあ,個人がどんな生き方をしようがなーんにも変わらないんだな」という気分になってしまって「人間の生き方」なんてどうでも良くなってしまう気がする.それでもいいのかもしれませんが,取りあえず今の私は嫌なんでしょうね.
そういうわけで私の見方が人物本位になっているのは確かだと思います.結構確信犯なんでしょうね.すみません,面白い指摘をされ思わず書きすぎました.またよろしかったら是非ご記帳下さいませ.
石川 薫 < ishikawa@cosmos.cc.osaka-kyoiku.ac.ja >
コメントを書くのは2度目です。前回からもう3ヶ月も経っているとは驚きです。
あのころは「到底間に合わない」と思っていた修論も何とか目処がつきました。(だからなにって?)
久しぶりにこちらを覗くとかなりヴァージョンアップされていて、驚きました。
私も読んだ本の内容をすぐに忘れてしまうので、何度も同じ本で楽しめる経済的な体質(?)です。
今は「重耳」をまた読み直しています。主人公が活躍し始める前の方が楽しいですよね、この本。
また、ちょくちょく覗かせていただきます。本業ともどもがんばってください。
あっ,そうなんですか!いやあ,経済的なんですよねー,と言いつつどんどん新しいのを買ってしまっている私ですが(^^).「重耳」も含めて,宮城谷さんの作品は読み返しても「うん!やっぱり面白いよ,これ!」と思わず叫んでしまいたくなる作品が多いです.でも確かに「重耳」の場合には前の方が楽しいですね.まあ忍耐出世物語はそんなものかもしれません.私の読んだ数少ない日本歴史小説に山岡宗八の「織田信長」がありますが,これもそんな感じだったのを覚えています.
もしよろしければこれからもお願いします(^^)
雪見酒 < tomohisa.kuwahara@brother.co.ja >
こんにちは☆はじめまして(^^)
私は三国志のゲームから吉川三国志,そして陳舜臣さんの本へとはまったクチなので,HP面白く読ませて頂きました☆
「小説十八史略」では,文天祥の活躍にもかかわらず滅びゆく南宋で終わってる所に,「十八史略」が,漢民族の士気高揚のために書かれた書物であることを実感したりしました。
私は今は春秋戦国時代に関心を持ってます。群雄が割拠し,諸子百家が入り乱れたあの時代はほんとに面白いです(^^;;)加えて登場人物もそれぞれが非常に個性的で,飽きないですね(^^)
あと,漢詩もとり上げて頂けたら嬉しいです(^^)私は個人的には杜甫が好きですね☆
ではでは,HPの更新,頑張って下さい☆
宮城谷氏の小説等も出て,
いやあ,春秋戦国はともかく面白いですよね.中国の各種思想は春秋戦国で出尽くしたみたいな話も聞くほど,あの時代は多様性があり,本当に面白い人物がいましたよね.その後の時代でもそれなりにいろんな思想が出て,面白いことは面白いのですけれど,春秋戦国ほど「百家争鳴」という感じになることはありません.不思議ですよねえ.儒教や道教の考え方があまりに中国人,というか漢民族というか,中華人というか,彼らにしっくりしていたためなんでしょうか.日本では様々な思想が現れるという点で相当するのが鎌倉時代だとか聞いた気がしますけれど....一度そこで多様性の花が咲くとあとは安定してしまうのでしょうか.それとも安定したように見えるのは私の勉強不足?
ぎょっ...えへへ,ばれましたか.そうなんです,私,あまり漢詩が得意じゃないと言うか,そんな感じなんですね.中国史を読んでいると漢詩は切っても切れないはずなんですが,いつの間にか読み飛ばしちゃったりしていて...(^^;;;).文学的センスの問題でしょうか.高校の時に気に入った漢詩を見つけて涙したりしたんですけどねえ.
漢詩に詳しくなるのは憧れなんですが,ゆるゆると親しんで行きたいと思っています.ではではお願いします.
すごい読書量ですね。驚きです。 初めまして横浜在住の中嶋康友です。 いろいろと中国史について読んでいられるようで、偉そうですが、感心しました。 私も、中国史に興味を持ち某大学で中国の思想を学んだ者ですが、とても読書雨やそ の他の面で及びません。自分の勉強不足さを痛感します。 何れ、私も自分のホームページを持ちたいと思っているので、その節はよろしくお願いします。 中嶋康友 pc-van ID:pqn29870 四角五角
もともと私がやりたかったのは,インターネット上で多くの方がやっている本紹介の頁でして,リンク集以外で最初に立ち上がったのは偏りまくりのお薦めの本・漫画評でした.でも他の方に比べたらジャンルが以上にに偏っているわ,読むペースは早くないわ,読んだ内容を片っ端から忘れるわで,まともな書評が書けないことが判明し今に至っています.それでも自分の気持ちを思う存分ぶつけられる「読んだ本の雑想記」は大のお気に入りで,かつこれが無くなるときは私の頁も無くなると思われる唯一の頁です.
でもでもっ!中国史に関しては主に小説や通史ばかりで,学問としておやりになった方に 比べれば比較のしようがありません.いつか研究本などにも入ろうかなとは思っているんですけどねえ,その前に世界史に行っちゃいそうというか,通史でまずお勉強,という感じです.こちらこそお願いいたします(^^).
伊藤@考古研OB < >
久々の新企画、人物投票人物雑記は、はっきり言ってよい。グー。でも調べるの大変そう。 ご自分でも書いておられるが、あんたこの時期、時間、あったんかい! とつっこみたくなるで。でも、気分転換かもしれないので、他人がとやかく言う 必要はないんですがね。自分のペースでどうぞ。しかし、最近はみなさんの期待も高まって いるようなので、それにある程度は答えないといけないかもしれませんな。 修士論文が終わったら、存分にやってね。 では図書館より暇つぶしでした。
早速褒めて貰っちゃって,てへぇ((c)瀧様)という感じです.何しろほとんど一日で書き上げたので誤字脱字意味不明文が多いですがいづれ直しますね.
ちなみにあれはそんなに大変じゃなかったんですよ.なんだかずーっと心の中に溜めていたせいか,爆発するように一気に書いてしまいました.調べた場合には,調べた以上は書けないですし,残りほとんどは私の頭の中にある偏ったイメージなもんで(^^;;;). でもそのせいか結構,さらっとしたというか,冷たいというか,そんな書き方になってしまったので,「うう,ひどい,この人物,私大好きなのに;_;」という方が奮起して「記帳頁」に思い入れたっぷりの文を書いて頂くことを楽しみにしていたりします,実は(^^).
まっ,この頁の運営は「細く長く」がモットーなので(現在もそのつもりなんですが^^;;)ゆるゆるやっていきますね.もっとも10年後ぐらいには,「私的世界史調査会」とか「私的民主主義調査会」とか「私的エネルギー調査会」とか「私的竹本泉調査会」とかとかに鞍替えしているかもしれませんが(^^).(取りあえず現在資料があるのは「私的宮崎駿調査会」....でも熱切れ^^;;;).
Yukihiro Morita < morita@rohan.sdsu.edu >
I study Aerospace Engineering at the graduate school of San Diego State University. I am sorry that I can not use Japanese. I am happy I know this page. I like Koumei, Sousou, and Jyuniku (Three Kingdoms) and Kanchu, Chouryou, Sonbu, Sonpin, Saisoku, and Koushi (shiki). I have the Chinese friends who study Aerospace Engineering and many chances to talk about the "Three Kingdoms" and "Shiki." It is my pleasure exeptmy major. Please send me the new information. See you again.
いやあ,中国人留学生の方々と中国史の話がいろいろ出来て楽しいだなんてすごく羨ましいですね(^^).たまたま私の周りにも何故か中国史好きの友人がいて,非常に楽しんでいるのですが,多くの方と中国史について話す機会は全然ありませんでした.なんか,もりた様の楽しい様子が浮かんで来てちょっと羨ましいです.
もっとも私もこんな頁を作ったお陰で,多くの中国史好きの方とお知り合いになる(勝手になったつもり^^)ことが出来ました.別に専門家でもないし,それ関係で飯を食べていこうと思っている訳でもないのに実に不思議で,面白いです.インターネットって凄いですね!
また遊びにいらして下さい!
ど〜も、オリイです。本当にお久しぶりです。新年の挨拶もしないで失礼しました。
高崎さんもお忙しそうですが、私もシューロン提出前は「修羅場」だったために今日まで十日以上
ボ〜っとしておりました。流感がはやっているようなので気をつけて下さい。
私のHOMEPAGEの『史記』のコーナー、HOMEPAGE創設以来初めて更新しました。「近年の『史記』研究書」
と銘打っています。近日中には「中文『史記』参考書」というのもアップする予定です。まあ、期待しないで
待ってて下さい。瀧さんの所の書き込みと似た内容になってしまいました。すみません。
ではまた。
オリイ拝
そういえばオリイ様は中国史を専門にやっておられる方なんですよね.自分の専門より趣味の頁が拡大してしまうのは私も同じなので,なんか「うふふ」とか思いながら拝見しています.趣味の力ってすごいですねー(^^).
でも史記の頁の方も拡大なさっているようでなによりです.早速拝見させていただき,専門家気分を楽しませて頂いちゃいました(^^).うーむ,中国史の専門の方々がそれぞれの強い分野をオリイ様みたいに紹介して下さって,素人でもネットサーフィンすることで簡単に中国史に親しめたり,詳しくなったりする将来のWWW像を夢見ています.頑張って下さいね! 高崎拝((C)オリイ様^^)
中国史のうち、宋の趙匡胤の主人であった、紫宋の情報を捜しています。 ご存じなら連絡下さい。 市枝正博
え,えーと,わ,私に聞いておられるのでしょうかね(^^;;;).趙匡胤様の主君である柴栄,後周の世宗のことですね.うーん,私も研究者の方の研究本とかはあまり読んでいないので,詳しいことを書いた本があるのかは良く知りません.
取りあえず私の持っている通史本で結構詳しく書かれているのは,中公文庫の「世界の歴史6,宋と元」p55から10頁ほど,現代教養文庫「世界の歴史6,宋朝とモンゴル」p50から10頁ほどに書いてありますね.一体どのくらいのことがお知りになりたいのか分からないのでなんとも言えませんが....
さらさらっとした紹介で良いのなら是非中国史人物投票に柴栄{後周世宗}(五代十国)かなんかで投票して下されば中国史人物投票人物雑記で書かせていただきますが(^^).あれえ,そういえば入っていませんねえ.私も彼は好きなんですけど.何しろ「趙匡胤は柴栄の業績を受け継いだので歴代王朝建国者の中ではたいして苦労していない」なんて言われるぐらいですから(;_;).ふんっ,たとえ受け継いで皇帝になったとしてもそれだけの資質が無いと統一王朝の建国者になんてなれないやいっ!
Michael < michy-m@ga.toyo-eng.co.ja >
昨日2月2日、山東省歴史文物展を見に東京ステーションギャラリーに行って来ました。孫子の竹簡(複製)などあってなかなかよかったです。3月23日までやっています。みなさん行きましょう!
さてその際に、一つ疑問点を見つけてしまいました。どなたかご存じの方、教えて下さい。
北魏の皇族"高貞"の事跡をたたえた"高貞碑"と、同じく北魏の皇族"高慶"の事跡をたたえた"高慶碑"の拓本がありました。私の知っている限り北魏の皇族は"拓抜"と称しています。もちろんこれは鮮卑風の姓です。当時の胡族は胡族風の姓と漢族風の姓と両方持っていたことは珍しくない、と聞いています。ということは、北魏の拓抜部の首長一族は漢族風の姓を名乗るときは、"高"と名乗っていたのでしょうか?
ところで、前回私が1月に人物投票した際に名前を誤って"獨狐信"と書いてしまいました。正しくは"獨孤信"ですね。これからは眼鏡をかけてディスプレイを見ようっと!
内匠 仁 < htdorham@osk.threewebnet.or.ja >
かくも沢山の中国関連の日本人からなるホームページがあるとは知りませんでした。 10年以上前、交易会で初めて広州へ行った時、是非プライベートでもと思いつつろく に休みもとれず、結局機会もないままでした。当時自分の土産に買ってきたものといえば、 刀剣のレプリカと、朱明英(王へんが付く英)のカセットテープだけ。是非、あちこち 行ってみたいのですが。 ときどき、拝見したいと思います。
こんばんは。Neroです。最近、勉学のほうがお忙しかったようで。
プロフィール見ると高崎さんは中国史ページやってるのに、理系のほうを学んでいるそうではないですか。(しかも京大)
うーむ、「文武両道」ならぬ「文理両道」ですね。
いま、僕もホームページ作成にむけてHTMLを勉強中です。なんかアドバイスがありましたら教えてください。兄者!!
そうなんですよ、専門はからっきしの理系なんですね、私。だからこの頁が素人頁を標榜しているのも、家頁の更新が遅いのも、内容が浅浅なのも、間違い書いちゃったりするのも、他に専門の人が作るオフィシャル的中国史頁を心待ちにしているのも、いろいろな質問にお答えできないのも、読む歴史本が一般向け用の本ばっかりなのも、学校の研究が進まないのも、竹本泉が好きなのも、コメントで思わず本業での愚痴を書いてしまうのも、許して下さいませ〜(^^)。なんでこんなとこ(どっちのことだ?)にいるんでしょうねえ、私。
「文理両道」...なんかカッコイイ言葉で「うぉ〜」とか思ってしまいましたが、単に両方が中途半端なだけかも(^^;;)。少なくとも断定できるのは「私は武官派タイプではない!」ということでしょうか。
うわっ、家頁作りを目指してらっしゃるんですね(^^)。アドバイス....そんな大層なものが出来るほどうまいホームページ作りをしているとは思いませんが、いつも自分で心がけていることとしては